2008年 02月 22日
亀戸天神様の梅は
東風(こち)吹かば
にほひおこせよ
梅の花
あるじなしとて
春な忘れそ
昨日、チェスと亀戸天神様までお散歩に行きました。
冒頭の歌ですが何だか物悲しいと思いませんか?
どのような意味があるのかと調べてみました。
この歌を詠んだのは私でも知っている(歴史に疎い私はいつもkazuに呆れられている)菅原道真公です。
菅原道真公と言えば学問の神様で受験シーズンともなるとこの方は大忙しですよね。
でも以外や以外この道真公がなぜ天神様になったかと言うとこのような理由があったのですねぇ。
道真公は学者、文人それに政治家として卓越した能力を発揮した人物であった為、天皇にそれを認められていたわけです。
でもそれをねたんでいた人がいたんですなぁ。
藤原時平の嘘で失脚した道真公は北九州の太宰府へ左遷されてしまったのです。
その時、家の庭で見事に咲いている梅に向かって詠ったのが冒頭の歌になるわけです。
意味は、
春になり、東からの風が吹くころになったら、庭の梅よ、思い出せ。
主人がこうして流されていく、その無念を。
決して、忘れてはいけない。
道真が太宰府で死んだ頃から、都では天変地異の連続だったそうです。
まず道真をおとしいれた藤原時平が39歳で急死。
そして疫病や日照りが続き、20年後には醍醐天皇の皇太子が死亡、次の皇太子も数年後に亡くなった。
きわめつけは、延長8年(930)に宮廷の紫宸殿に落雷があり、人々はすべて道真公の祟り(たたり)として恐れたそうです。
そこで怨霊の怒りを鎮めるため、天暦元年(947)に北野天満宮が祀られたのだとか。
道真はそれから天神様、神様となったのです。
少し、歴史の勉強をしてみました。(笑)
梅はまだ少し早いでしょうか?
偕楽園は来月の中旬が見頃らしいですが休日はすごい人でしょうねぇ。
もひとつおまけ
今日はkazuのPCでUPしました。
やっぱ普通サイズのパソコンの方が使いやすいです。
by chessmama
| 2008-02-22 11:30
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